¥192,240
18世紀ブレゲの発明以降、急速に普及した超複雑機構。歯車を駆使して移り変わる時間を正確に音で告知します。リピーターにもミニッツとクォーターがあり、その複雑性からミニッツはクォーターの数倍の価格となります。俗に「目の見えない人のための時計」と思われていますが、実際には大変高価なものであり、それは貴族の嗜好品として作られたものでした。「シェルマン グランドコンプリケーション」のミニッツリピーターは、2種類の異なった鐘の音で、時、分単位までの現時刻を知らせる機能です。3つの音を合成することによって、機械式の音を再現しています。また、特別注文のケースを使用しているため、より機械式に近いリピーターの音色を聞くことができます。
時計が連続的な計時機能しか持ち合わせていないのに対し、特定の時間を計る機能としてクロノグラフが発明されました。しかし、時間計測は一度止めてしまうと、その時点で終了してしまいます。そこで一度の計測で何度も途中経過が計れるべく作られたのがスプリットセコンドクロノグラフです。「シェルマン グランドコンプリケーション」は通常のストップウォッチ機能に加え、1本の針で1回に複数回のタイムの計測が可能です。また60分12時間積算計を標準装備。クロノグラフ秒針用には、特に1/4秒ステップモーターを採用し、機械式クロノグラフと同様の動きを再現しています。
時計におけるカレンダー表示はフルカレンダーとよばれているものが殆どです。31日以下の月の場合は手動で足りない日数を進めなくてはなりません。それに対し永久カレンダー機構は月の日数はもとより、4年に一度の閏年まで正確に表示するという超複雑機能です。この機構もブレゲによって発明され、超高級時計の象徴として極少量生産されています。ただし、当然のことながら絶えず動き続けて初めて正確な日付を刻むのです。これほど高価なものを毎日使い続けることは実質的に不可能ですし、いざ使おうと思った時には、表示がずれている場合が殆どです。数ヶ月に一度使うために手間をかけて日付修正することは、トラブルを考えてもまずしないでしょう。そうなると残念ながら永久カレンダーでありながらせっかくの機能を活かせないのが現実です。これに対し「シェルマン グランドコンプリケーション」はクオーツムーブメントの利点を最大限に生かし、電池が切れない限りカレンダーの調整を気にする必要がありません。
月の満ち欠けの周期(新月→満月→新月)は29.5日。満月は日本ではウサギのもちつき(15夜お月様)のようにのどかな印象です。しかし欧州ではオオカミ男、ドラキュラに象徴されるように感情の高ぶり、シリアスな印象で受け止められています。(緯度の関係からきていると思われます)ほかの複雑機能が貴族階級の嗜好のために作り出された物に対し、ムーンフェイズは為政者が条例などを出すにあたり反抗反逆を避けるため満月以降の、月が欠け感情が穏やかになる時を見極めるためにも使用されたのです。現在でも精神病の治療にムーンフェイズは使われているのです。「シェルマン グランドコンプリケーション」は29日と1/2の月齢を表示する機能に張込式ムーンフェイズディスクを採用。このディスクは、アンティークでも最高級品にのみに見られたエナメル仕上げを再現しています。
婚約記念品・ダイヤモンドリングのお返しに『シェルマンの腕時計』はいかががでしょうか。ファーストダイヤモンドは県内唯一の正規取扱店です。是非お気軽にご来店され高級感や質感を実際にお確かめくださいませ。